Archive for 11月, 2012

この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞の投票を開始します

木曜日, 11月 29th, 2012
投票開始

2012年 この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞の投票を開始します。

じゃんじゃん投票してください!ちなみに2011年の優勝作品は『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE ~勝どき橋を封鎖せよ!~』でした。

投票について
  • 投票ページはこちら
  • 「一つの作品に対しては一人一票」というルールさえ守って頂ければ、いくらでも投票できます。
  • 投票対象は2012年1月1日~2012年12月31日に劇場で公開された商業用長編映画832本です。
  • 投票締め切りは12月25日です。

すでに先行投票が行われているのですが、香取慎吾と幸福の科学という常連を抑えて、大コケしたあの映画が上位を狙っています。途中結果も投票ページで確認できます。映画の紹介文も可能な限り毎日追加していこうと思っています。

先行投票では既に傑作コメントが多数寄せられているので、ほんの少しだけ紹介します。

北のカナリアたち のコメント

Sammy さん
赤字続きなのになぜか途切れず作られる吉永小百合様映画を、金銭面から支えてきたプリキュア・戦隊・ライダー映画がとうとう減収と聞きました。来年はもう小百合様をスクリーンで観られないかもしれないので、サユリストの爺どもは這ってでも観に行くべきです。
NO NAME さん
もういい加減東映は、アニメや特撮で稼いだ金を吉永小百合映画で溶かすのをやめたら?

新しい靴を買わなくちゃ のコメント

あんの さん
職場の先輩(女性)が「バブルの頃でも見に行く気にならなかったと思うわ」と断言していた
NO NAME さん
これこそ今年を代表する一本でしょ。
マジで誰が観に行くのかわからない…

代理店映画にしたって企画段階でだれか止めろよ。

神秘の法 のコメント

power_medicine さん
公開日を『まどか☆マギカ』とブッキングさせたのは、やはりきょう子ちゃんに対する対抗意識なのでしょうか(注:『まどか』のメインヒロインのひとりに佐倉杏子(さくらきょうこ)というキャラクターがいます)。おまけに魔法のステッキまで出すしで……。
管理者コメント:大川隆法キャラがマジカルステッキで戦うシーンはグッときましたね。
竹の人 さん
知り合いから前売りチケットを貰ったので友達と観に行きました。
突っ込みたい場面が出ても、周りに信者たちがいるので我慢しなければならない生殺し状態が一番の苦痛でした
映画の内容も「仏陀再誕」に比べるとそんなに・・・。
Taiyaki さん
僕は破壊屋さんと違って初めての幸福の科学映画だったのでゲラゲラ笑いながら観てました。

信者がいたらどうしようと一瞬心配したけど、僕以外ほとんど観客がいなかったのでその心配すら不要でした。
意外と信仰心無えんだなぁ…。

LOVE まさお君が行く! のコメント

縛りやトーマス さん
香取くんの「絶対コケると分かっている映画に主演させられるマラソン」はいつまで続くんでしょうか?
このマラソン、リタイア不可だし。
管理者コメント:さすがにここまでコケたのでマラソンは休憩でしょう。ま、MONSTERSを映画化するでしょうけど。やっぱりリタイアできないか。

ヘルタースケルター のコメント

縛りやトーマス さん
キャッチコピー通り「見たい物を見ることができた」映画なのにどうしてあんなに退屈だったのかしら。
単に頭のおかしい連中のヤリまくり生活なのに、勿体ぶって演出してんじゃねえよと。
エリカ様&窪塚のドラッグコンビのエロシーンは真に迫っていたが
kim さん
抜けなかったのは、あっちだったと?
管理者コメント:抜かないと尿に陽性反応が出ますからね。でもエリカ様&窪塚はマリファナをキメる時にはちゃんと海外行ってキメてくるので、そこはエラいと思ってます。日本の法律は守っている!

劇場版ミューズの鏡 マイプリティドール のコメント

イノシシ さん
この映画の予告編は「新しい靴を買わなくちゃ」の予告編にも負けない程破壊力があると思ったため票を投じました。

指原主演作品。だから観に行く人は指原オタが確定していて、厳密には誰映向け作品じゃないかも・・・。

でも劇場で予告編を観て、顔が引きつって見るのに耐えられなくなり、スクリーンから目を逸らしました。
絶対にクソ映画だと予告で確信できる作品も初めてでした。

管理者コメント:確かに予告編が酷すぎる!こんなの二時間も耐えられない。

きみはペット のコメント

アッシュ さん
覚えていたから投票する。
やっぱりもう忘れ去られたチャン・グンソク主演の映画。
舞台挨拶の「抽選券」が前売り特典という、AKB の CD みたいな狂った商法をしていた。アニメ映画のリピーター特典なんかかわいいもの。
抽選するだけ前売りが売れたのかが気になる。

ホタルノヒカリ のコメント

trick@とっ くり さん
予告編で「2012年女性が観たい邦画ランキング第1位 ※マイナビニュース調べ」って出てきて世の中の女性とマイナビニュースはそれ本気で言ってんのかと思った
管理者コメント:この手の映画は駄作だらけだけど、『アウトレイジ・ビヨンド』『黄金を抱いて翔べ』の劇場内が女性客が一杯だったので安心しました。

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 のコメント

加齢臭 さん
前作ウンコさ加減にくらべればまだましだったが、戒名ギャグ時の劇場内の沈黙さにこのシリーズのオワコンな意味でのFINALを再認識した。
管理者コメント:捜査本部の名前付けるシーン、長い上にギャグがすべりまくりで俺が観た劇場でも寒い風が吹きまくっていました。
NO NAME さん
最後の謎解きが無理スジでした。

ファイナル・ジャッジメント のコメント

NO NAME さん
公民館みたいなしょぼい施設をアジトにして中国と戦うという、スケールが小さいんだかでかいんだかわからない映画
NO NAME さん
大川先生の世界観を表現するには、やっぱりアニメが一番だと思います。

劇場版テンペスト3D のコメント

HTL さん
この時代にテレビドラマの雑なダイジェストを映画で流して3D料金をボッタクッたという、度胸だけは認めます。が、それ以外はなにも認められない。3Dも使い回しの龍の映像以外まったく飛び出ないというびっくり仕様。誰が見るんだ!
管理者コメント:公式サイトが既にアフリエイト業者に乗っ取られています。本当に誰も見ていない。

ロボジー のコメント

power_medicine さん
コラ。いくら「主演:ミッキー・カーチス」じゃ見栄えしないからって、まるで彼を新人かのように見せかける姑息なマネはやめなさい
(チラシ曰く、「シルバー人材センターで働くリアルなおじいちゃんを含め200人を超えるオーディションで、73歳にして主役の座を射止めたシンデレラボーイ、五十嵐信次郎」とな。ミッキー・カーチスのミの字なんてどこにもありゃしない。「人材センター」を文章に付け加える意図がわからないし、この書き方は彼のキャリアを舐めているとしかおもえない。)
管理者コメント:えええ!そんな宣伝の仕方だったのか。キネ旬で演技賞も取っている名優なのに。

逆転裁判 のコメント

chusingura さん

三池監督の仕事の選ばなさはもはやハローキティレベル

バトルシップ のコメント

バトルシップ さん

わざわざ宇宙の果てから魚雷ゲームをやりにきた奇特な宇宙人とブリトーを盗みに入るコソ泥との戦いを描く底抜けスペクタクル巨編。

エイトレンジャー のコメント

樫野優希 さん

この映画とコラボしたハイチュウのCMを見る度に誰映の事を思い出した。

名探偵コナン 11人目のストライカー のコメント

chusingura さん

いくらあの日本アカデミー賞(笑)とはいえ、
毎年このシリーズがノミネートされるのはもっと問題にしていいと思う

どうでもいいけど、やけに遠藤の出番が多かったのは、
不振にあえぐチームをなんとかしたいと思ったガンバ側の意向なんでしょうか?

J・エドガー のコメント

chusingura さん

これ、腐女子向けにプロモーションかけるべきだったんじゃ?
管理者コメント:エリート同士の腐が実写で観られるなんて!

過去の投票結果です

2011年 だれ映の結果

  1. こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE ~勝どき橋を封鎖せよ!~
  2. もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
  3. 映画 怪物くん
  4. DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?
  5. はやぶさ/HAYABUSA

2010年 だれ映の結果

  1. 矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~
  2. SPACE BATTLESHIP ヤマト
  3. 座頭市 THE LAST
  4. ゴースト もういちど抱きしめたい
  5. 恋するナポリタン~世界で一番おいしい愛され方~

2009年 だれ映の結果

  1. DRAGONBALL EVOLUTION
  2. 仏陀再誕
  3. アマルフィ 女神の報酬
  4. ROOKIES -卒業-
  5. BALLAD 名もなき恋のうた

2008年 だれ映の結果

  1. 銀幕版 スシ王子! ~ニューヨークへ行く~
  2. 山のあなた 徳市の恋
  3. 少林少女
  4. フレフレ少女
  5. HEY JAPANESE! Do you believe PEACE,LOVE and UNDERSTANDING? 2008 2008年、イマドキジャパニーズよ。愛と平和と理解を信じるかい?

2007年 だれ映の結果

  1. 恋空
  2. ふぞろいな秘密
  3. 未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~
  4. ザ・シンプソンズ MOVIE(日本語吹替版)
  5. 西遊記

ハリウッド映画の中のユダヤ人

日曜日, 11月 25th, 2012

ユダヤ人

『Bootleg Alone』のテーマは「いじめ」だった。俺はテーマとは違うことを書いたんだけど、自分のテーマを決める前の段階では「ハリウッド映画のいじめといったらユダヤ人だよなー」と思ってユダヤ人ネタの画像を少しだけ集めていた。せっかくなのでそんな画像を紹介します。

スプラッシュ
ユダヤ人

80年代ハリウッドだと、ユダヤ人は単純に嫌な奴として扱われている映画がある。トム・ハンクスが人魚と恋する『スプラッシュ』では、人魚を捕まえようとする科学者が典型的なユダヤ人だ。

スプラッシュ 特別版 [DVD]

ビバリーヒルズ・コップ2
ユダヤ人

『ビバリーヒルズ・コップ2』の1シーン。これは黒人のエディ・マーフィーがユダヤ人会計士をトークでやり込めるというギャグ。日本人から観れば面白くもなんともないシーン。黒人とユダヤ人というコンビは『インディペンデンス・デイ』では大活躍する。

ビバリーヒルズ・コップ2 [Blu-ray]

フリーダム・ライターズ
ユダヤ人

『フリーダム・ライターズ』より。学校内いじめで黒人の唇の厚さをからかうネタに激怒したヒラリー・スワンク演じる教師が、ナチスのユダヤ人虐殺を引き合いに出すシーン。

フリーダム・ライターズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

シンデレラマン
ユダヤ人

『シンデレラマン』より。真ん中が主人公ボクサーを演じるラッセル・クロウ。右側の大男が対戦相手なんだけど彼がユダヤ人なので、ラッセル・クロウのセコンドが「(ボクシングのルールを)移民のユダ公に言え」とバカにする。これは実話の映画化で、ユダヤ人ボクサーのマックス・ベアも実在の人物。マックス・ベアが相当な悪役として描かれているので、描写がおかしいと指摘されている。ただしラッセル・クロウもアイルランド移民だとバカにされるシーンがある。

シンデレラマン [Blu-ray]

ボラット 栄光ナル国家カザフスタン
ユダヤ人

『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』より。現代のユダヤ人ネタと言ったら、この人しかいない!サシャ・バロン・コーエンのギャグは「ユダヤ人を死刑にしろ!」など超過激ギャグだらけ。でも実はサシャ・バロン・コーエンはユダヤ人で、過激なギャグでアメリカ人のユダヤ人差別の意識を晒しものにして、それをまた笑いの対象にしている。あ、『ハングオーバー』も出演者がユダヤ人っでギャグがユダヤ人差別ネタだ。

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習 (完全ノーカット版) [Blu-ray]

ちなみに『Bootleg Alone』では真魚八重子さんが日本映画のスラム描写について書いていて、当然ながらそこには日本の差別がぎっしりと詰まっている。商業誌では絶対にお目にかかることは無い文章だ。『Bootleg Alone』は現在新宿ビデオマーケットで発売中です。

パクリアイドル映画

土曜日, 11月 24th, 2012

TBSラジオでネタにしたんだけど、ベリーズ工房というアイドルグループが王様ゲームを映画化している。といっても原作は『王様ゲーム』という携帯ホラー小説で、はっきり言って『アナザー』のパクリ。「クラスの誰かが王様だけど誰もわからない」とか「この殺りくは過去から面々と行われている」とか「解決策を探るために…」とか、果てはラストシーンまで同じなので、どっちか片方を見るともう片方がネタバレしてしまう。『王様ゲーム』作中のホラー現象よりもネタバレのほうが怖いよ。

そういえば『Bootleg Alone』の対談ページで映画『アナザー』の話題になったときに、映画ライターの殿井君人さんが「アナザーと似たようなアイドルホラー映画がある」と言っていた。殿井さん本人に聞いてみたら、やっぱり映画『王様ゲーム』のことだった。

で、今度はAKB48でババ抜きを映画した『ジョーカーゲーム』という映画が年末に公開される。設定はというと、政府が特別な法律を施行して高校生たちにババ抜きをやらせ………ってまあ『バトルロワイヤル』だ。AKB48も話題作りで一人引っ張ってきたって感じで、他にはももクロを2008年に卒業したメンバーや、東宝シンデレラに選ばれなかった女優や、ミスマガジンに選ばれなかったアイドル、D-BOYSの弟的存在など、事務所を超えていろんな人たちが集まった映画で、設定よりもキャスティングにバトルロワイヤル魂が炸裂している。男女問わずアイドルが多数出演しているのに、音楽は上田剛士(マッド・カプセル・マーケッツ、AA=)で、先生役が螢雪次朗と古舘寛治という渋いチョイスが光っているので観に行ってみようかな。

あと最近モーニング娘。の『篤姫ナンバー1』を観たんだけど、これが『ちょんまげプリン』の性別を逆にしただけの映画だった。両方とも過去の日本人が現代日本にタイムスリップして現代の価値観と触れあうというコメディだ。

昔からアイドル映画ってのは何か別の映画のプロットをそのまんま使っている場合が多い。現代の低予算アイドル映画はその傾向がさらに強くなっているのかも。パクリと言ってしまえばそこまでだけど、こういうのって意外と面白いかもしれない。吉川晃司のアイドル映画『すかんぴんウォーク』みたいに、大森一樹監督のアメリカン・ニューシネマへのオマージュネタが連発された面白い作品もあるし。これから色々と他のアイドル映画観てみようかな。でも俺は映画の元ネタはわかるけど、アイドルの顔と名前がわからない…。

どうでもいいですが、アイドルでポピュラーゲームを映画化するなら整形アイドルを集めてふくわらいの映画化とかどうでしょうか。


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80年代ハリウッド恋愛映画を超低予算を逆手にとった手法で現代日本でやってのけた快作。監督は『アナザー』の古澤健。これもアイドル映画の仲間だと思う。エロいけど。

『Bootleg Alone』発売!日本のファンタジー映画

土曜日, 11月 17th, 2012

Bootlegの新刊『Bootleg Alone』が明日11月18日に文学フリマで発売されます!今回俺が書いたのはファンタジー映画についてです。例えば、今度公開される山田孝之の最新作『ミロクローゼ』の予告編はこんな感じのファンタジー邦画です。

もう、こういう映画は滅んだと思っていたのに…

俺はこういうファンタジー邦画が大嫌いで、今までの映画人生で映画館から途中退出した唯一の映画は、やっぱりファンタジー邦画『茶の味』でした。あと180秒間の白い画面で笑いを取ろうとする『ナイスの森』は人生最悪級の映画だったし、今年のファンタジー妄想暴走邦画『この空の花 長岡花火物語』は上映終了後に凄まじい怒りを覚えました。

ファンタジー邦画は作り手側が好きなジャンルですが、観る側の俺としてはちょっと勘弁してもらいたいジャンルです。でも日本映画史上に残る大傑作でキネマ旬報が「1980年代最高の映画」として選んだこともある『ツィゴイネルワイゼン』みたいな作品もあります。

『この空の花 長岡花火物語』の予告編 。ロンゲの髙嶋政宏が女にフラれて「この雨痛いな!」とがなるシーンがキツそうだけど、あんなのはほんの小手調べ。あと日本映画は「伝説の花火師」を登場させるのを禁止にしてくれ。

こういったファンタジーというジャンルに限らず、普通の日本映画でもファンタジー的な描写がやたら多い、最近大ヒットした映画『ツナグ』みたいな映画ね。あとは映画のクライマックスで突然非現実なことが起きたりするパターンとか。『Bootleg Alone』ではそんな日本映画たちをまとめてみました!

というわけで、みなさん興味があればぜひお買い求めください!

対談:ファイブス、殿井君人、ナマニク
「いじめ/拷問ホラーを見る理由」
ビデオバブル期の鬼っ子作品『ミミズバーガー』を自費でDVDリリースした伝説のホラーマニア、ファイブスさん。中古ビデオコレクターでホラー作品に造形が深い映画ライターの殿井君人さん。ブートレグのホラー・マエストロのナマニクさんによるいじめ拷問ホラー考雑談です。何故、つらくて不快な描写のある映画を好んで見ているのだろうか?という話です。
ナマニク
「The Bullies In The Bloodbath」

ホラー映画におけるいじめ問題について。80年代から現在までのいじめホラーを振り返りながらいじめの本質をえぐり出します。

深町秋生
ミニコラム「腹切りとかわいがりのユートピア」

蛆虫プロダクションさん代表もオススメしている、日本の誇る不条理いじめ大河ロマン『武士道残酷物語』について。深町先生が楽しく書いています。

速水健朗
「アメグラとは、『STAR WARS Episode:00 アメリカ帝国の青春!?』である。」

ジョージ・ルーカス『アメリカン・グラフィティ』と『スター・ウォーズ』に通低する思想について。フォースと共にあらんことを。

とみさわ昭仁
「こちとらヒヨコじゃ! ~不良になれなかった映画少年の、井筒映画不良芸人グラフィティ~」

こちトラ自腹じゃ!で有名な井筒和幸監督の芸人起用の不良映画について。不良になれなかった男たちによる不良映画をとみさわさんがまとめています。古書好きこうじて古書店「マニタ書房」をオープンさせ、文フリ当日は隣りでブースを出しています。『蒐集原人』バックナンバーが出るはずです。買い逃した人は要チェック!

真魚八重子
「ニッポンのスラム映画」

被差別民、部落をテーマに持った日本映画について。商業誌では好まれない切り口からの日本映画史になってます。「実はあの映画のあのキャラクターは部落出身だった!」という暗喩も読み解いています。

古澤健
「SとかMとか気軽に言うな!」

サディスト、マゾヒストの真の姿をあぶりだしファッションSMに苦言を呈します。『今日、恋をはじめます』公開も迫った「ふるにゃん」こと古澤健監督による渾身の一筆。

破壊屋
「ファンタジーな日本映画」

『桐島、部活やめるってよ』などでも顕著だった、唐突に現れるファンタジー表現についてのまとめです。思えば、ちょいちょい変な事になる邦画。

侍功夫
「復讐の手引き ~いじめられっ子の逆襲! 報復は映画に学べ!~」

『アニマルハウス』から、『ゴッド・ブレス・アメリカ』、『スタンド・バイ・ミー』の豚ケツホーガンくんまで。映画の中で描かれたいじめ逆襲方法から、世知辛い現代をサバイブするヒントを学べ!死んだ気になってがんばるくらいならブっ殺してやれ!という話です。

永岡ひとみ
「いろいろなでぶ」

いじめられっ子、いじめっ子、いろいろなデブを丸く描いています。ショッキングなのもあります。おおむねかわいいです。

マトモ亭スロウストン
「唯物史観で読み解け!(ワスは読み解かないケドも!)『怒りの鉄拳』進化論」&オマケ

ブルース・リーの大傑作『ドラゴン 怒りの鉄拳』(『精武門』)の「抗日」描写がリメイクのたび、時代によって変化していく様子と、中国テレビ事情です。軍服美女とお手伝い薄幸美女と峰なゆかさん(……)についてです。

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破壊屋文学フリマ昼オフ会

土曜日, 11月 17th, 2012

『Bootleg Alone』が発売される文学フリマでオフ会というか「俺がメシ食うとき一緒に行きませんか?」の募集です。ドタキャン&ドタ参加OKです。

日時 11月18日 日曜日
集合時間 11:45前後
場所 平和島
募集締切 当日飛び入りOK

参加したい方はメールフォームか、Twitterか、何でもいいので俺に連絡ください。が、連絡なしでも参加できます。