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ハリウッド映画の中のユダヤ人

ユダヤ人

『Bootleg Alone』のテーマは「いじめ」だった。俺はテーマとは違うことを書いたんだけど、自分のテーマを決める前の段階では「ハリウッド映画のいじめといったらユダヤ人だよなー」と思ってユダヤ人ネタの画像を少しだけ集めていた。せっかくなのでそんな画像を紹介します。

スプラッシュ
ユダヤ人

80年代ハリウッドだと、ユダヤ人は単純に嫌な奴として扱われている映画がある。トム・ハンクスが人魚と恋する『スプラッシュ』では、人魚を捕まえようとする科学者が典型的なユダヤ人だ。

スプラッシュ 特別版 [DVD]

ビバリーヒルズ・コップ2
ユダヤ人

『ビバリーヒルズ・コップ2』の1シーン。これは黒人のエディ・マーフィーがユダヤ人会計士をトークでやり込めるというギャグ。日本人から観れば面白くもなんともないシーン。黒人とユダヤ人というコンビは『インディペンデンス・デイ』では大活躍する。

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フリーダム・ライターズ
ユダヤ人

『フリーダム・ライターズ』より。学校内いじめで黒人の唇の厚さをからかうネタに激怒したヒラリー・スワンク演じる教師が、ナチスのユダヤ人虐殺を引き合いに出すシーン。

フリーダム・ライターズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

シンデレラマン
ユダヤ人

『シンデレラマン』より。真ん中が主人公ボクサーを演じるラッセル・クロウ。右側の大男が対戦相手なんだけど彼がユダヤ人なので、ラッセル・クロウのセコンドが「(ボクシングのルールを)移民のユダ公に言え」とバカにする。これは実話の映画化で、ユダヤ人ボクサーのマックス・ベアも実在の人物。マックス・ベアが相当な悪役として描かれているので、描写がおかしいと指摘されている。ただしラッセル・クロウもアイルランド移民だとバカにされるシーンがある。

シンデレラマン [Blu-ray]

ボラット 栄光ナル国家カザフスタン
ユダヤ人

『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』より。現代のユダヤ人ネタと言ったら、この人しかいない!サシャ・バロン・コーエンのギャグは「ユダヤ人を死刑にしろ!」など超過激ギャグだらけ。でも実はサシャ・バロン・コーエンはユダヤ人で、過激なギャグでアメリカ人のユダヤ人差別の意識を晒しものにして、それをまた笑いの対象にしている。あ、『ハングオーバー』も出演者がユダヤ人っでギャグがユダヤ人差別ネタだ。

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習 (完全ノーカット版) [Blu-ray]

ちなみに『Bootleg Alone』では真魚八重子さんが日本映画のスラム描写について書いていて、当然ながらそこには日本の差別がぎっしりと詰まっている。商業誌では絶対にお目にかかることは無い文章だ。『Bootleg Alone』は現在新宿ビデオマーケットで発売中です。

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となりからみたトトロ 宗教編

幸福の科学のアニメ『神秘の法』がアカデミー賞の長編アニメ部門に出品されることになった。かなり衝撃的なニュースだったけれど、アカデミー賞に出品できる作品の条件はかなり厳しい。大前提である「ロサンジェルスで一週間以上公開された商業映画」という条件を満たすだけでも難しい。『神秘の法』の出品は「幸福の科学は全世界で支持されています!」という実績作りに必死な『神秘の法』の執念が実った結果だろう。

そうなると疑問が湧いてくるのは、海外でもそれなりに評価を受けている『借りぐらしのアリエッティ』ではなくて『コクリコ坂から』が出品されたことだけど、これも『借りぐらしのアリエッティ』が日本公開と北米公開の差が一年以上あるため出品資格が無いのが原因とのこと。

そういえば海外でも高い評価を受けている『Shall we ダンス?』はアカデミー外国語作品賞を狙える可能性が高かったんだけど、日本テレビが公開終了後に比較的早い段階でテレビで放映してしまったためにアカデミー賞の出品資格の「テレビで放映されていない」をに引っかかってしまった。日本テレビは目先の視聴率を優先させてしまい大魚を逃した形になった。

『コクリコ坂から』も『神秘の法』もアカデミー賞ノミネートは絶対に無理なので、今回の出品は形だけのはず。でもアカデミー賞は比較的外国の宗教に寛容なので『神秘の法』のほうが有利かもしれない。


日本の宗教アニメというと、海外では『となりのトトロ』が宗教映画として見られる場合がある。これは結構話題になってしまったネタらしく、宮崎駿自身が「となりのトトロは宗教映画ではありません」と否定している。日本人から見れば『となりのトトロ』は宗教映画だなんて珍説なんだけど、外国人から見れば確かにそう見えるかもしれない。そんなシーンを集めてみました。

父親がメイとサツキをトトロの居場所に連れて行くシーン。彼らが鳥居をくぐった先には寂れた神社があり、そこにご神木がある。このご神木の根本がトトロの住家だ。
3人はご神木にお辞儀をして、メイがトトロのお世話になったことにお礼を述べる。父親がご神木について「むかしは人と木が仲良かった」と説明するシーンがある。「むかし」っていうのは、もののけ姫でタタリ神が殺される前ですね。
そしてこれが海外の人が『となりのトトロ』を宗教映画と勘違いしてしまう原因。ここでメイとサツキがお祈りをしているように見えてしまう。実際は「雨宿りさせてください」とお願いしているだけだし、合掌しているのはお地蔵様に対する礼儀だ。まあお地蔵様は一応仏教由来なので、宗教的解釈は間違っていない。
ちなみに迷子になったメイはお地蔵様のところにいるので、ここが伏線のように感じる人もいるかも。
これもお祈り?
ここはナンマイダー。確かに宗教そのものですね。しかし自分の宗派すらよくわかっていない俺にとってお経とは、創価学会のなんみょうほうれんげーきょーと、それ以外くらいの認識だよ。

まあたったこれだけど、それで宗教映画だと思ってしまう人がいる。メイとサツキが日本人に見えないこともあって、西洋人のメイとサツキが日本で神様と出会う物語だ!という解釈まである。

原因は宗教観の違いで、「お祈り」は神へ捧げるものと明確になっているのに対して、日本人にとって「お祈り」はわりと漠然とした概念なので『となりのトトロ』で「お祈り」が出てきてもイチイチ気にしたりはしない。

それにキリスト教圏だと異形のモノって神の使いか悪魔の使いのどちらかなのが一般的なんだけど、日本の異形のモノは現世の何かが変化したものだったりする。トトロは昔から日本で生きていた生物だし、ネコバスは猫⇒化け猫⇒ネコバスと変化していったモノだし、マックロクロスケはススが変化したものだ。もちろん西洋にも妖精という概念はあるし、トトロ=妖精というのが海外の一般的な解釈なので宗教映画という解釈はほんの一部だ。でもトトロ=神の使いという解釈をする人もいたりする。

日本人から見れば『となりのトトロ』の宗教的描写は仏教と神道がごっちゃになっていて「宗教」を感じさせるものではない。都会から来たメイとサツキが田舎の古い文化に触れあう程度のものだ。でも『となりのトトロ』は日本人の森林に対する思いを元に作られていて、その思いはケルトの森林信仰に近いものがあるので、完全否定することも無いと思う。

宗教映画として完全否定したいのはやっぱり『神秘の法』で、あれは宗教映画じゃなくてカルト団体の普及促進用の映画だということは広く海外の人に伝えていきたいですね!


ちなみに海外版のトトロはなんとネコバスが喋る(というか音声機能がついている)。ネコバスの電光表示版は日本語なので、海外の人は読めないのでネコバスに喋ってもらわないとしょうがない。

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もう一つの『追憶売ります』:コブラ復活!

トータル・リコール

リメイク版の『トータル・リコール』を観たけれどイマイチだった。リメイク版『トータル・リコール』には新しい設定として労働問題が登場しているけど、あくまでも設定なので本編で深く関わるわけでもない。20年前のSF映画たちが描いていた映像世界を現在の技術で再現するというチャレンジにも面白みを感じることができなかった。斬新なアイデアとして名高い「現実なのか夢なのかわからない」も、使い古されていてもはや新鮮味を感じなくなってしまった。時代が進化してしまったということか…。

トータル・リコール

大仏=デカいというのはもう世界共通の認識だな。

『トータル・リコール』の原作はフィリップ・K・ディックの中編小説『追憶売ります』だけど、この『追憶売ります』は漫画『コブラ』の第一話でパクられている。これは『追憶売ります』のgoogle関連検索用語は「コブラ」だったりするほど有名な話だ。しかしこのコブラの第一話は単なるパクリで片付けるのはもったいないほど素晴らしい出来だったりする。寺沢武一が描いたコブラの第一話:『復活!コブラの巻』はこういう話だ。


金持ちは惑星旅行に行く未来の時代、サラリーマンであるジョンソンは毎日同じような日々を過ごすことに退屈さを感じていた。安月給のジョンソンはトリップムービー社に行くことにした。トリップムービー社は自分が望む夢なら何でも見させてくれるサービスをしている。スケベなジョンソンは、自分が美女に囲まれたハーレムの王で宇宙怪獣を倒すスーパーマンみたいな夢を希望する。受付嬢は呆れるが希望の夢を見せてくれるという。

トータル・リコール

受付嬢が特徴的!というのは『追憶売ります』でも重要な要素だったりする。

こうしてジョンソンは大冒険のトリップムービーを見る。自分がコブラと呼ばれる一匹狼の海賊で、外見は超ハンサム。左腕に備えた無敵のサイコガンで次々に悪党を倒す。宇宙を飛び回り数々の惑星で大冒険をするのだが、コブラは海賊ギルドとの戦いの最中にキャプテン・バイケンを仕留めそこなってしまう。

トータル・リコール

週刊少年ジャンプでサラリーマンが主人公というのも珍しいな。

夢を見終わったジョンソンは宇宙海賊コブラのトリップムービーに大満足するが、受付嬢は「そんなの出てこない、美女にモテモテの夢のはず」と否定する。なぜ?とりあえず満足したジョンソンだが、帰宅中に夢の中で戦ったキャプテン・バイケンとそっくりな男と会ったので笑い出してしまう。しかし男は「そうさ、俺はキャプテン・バイケンさ」と言って、ジョンソンに銃を突き付けてコブラのことを聞き出そうとする。ジョンソンは「これも夢か?」と焦り出すが、そのときジョンソンの左腕が破れてサイコガンが出現してバイケンを撃ち殺す。そしてジョンソンは失われていた記憶を思い出す。自分がコブラだった過去を。

ジョンソンがトリップムービーで観たのは夢ではなくて、過去の自分の記憶だったのだ。海賊ギルドとの戦いに嫌気がさしたコブラは、3年前に整形手術を受けて自分の記憶を消して平凡な生活を送っていたのだ。しかし今の顔も海賊ギルドに顔が割れてしまったので、コブラは再び大冒険の日々に戻るのだった…


これがコブラの第一話だ。映画『トータル・リコール』で一番キモである「これは現実なのか?それとも夢なのか?」という点は『コブラ』ではほとんど使っていない。『コブラ』オリジナルのアイデアで抜群に面白いのは、宇宙で大暴れするコブラは平凡な生活を望み、平凡な生活をしているジョンソンは宇宙で大暴れする生き様を望んでいるという点だ。このアイデアは普遍的なので現代でも十分に通じると思う。あと本当のコブラは超イケメンで、わざと変な顔に整形したというのも面白いね(注:整形後のコブラの顔はいつもニヤケているだんご鼻)。

トータル・リコール

宣伝用に作られたトータル・リコール社のウェブ・サイト、ミニスカ着物姿の受付嬢が案内する。夢の職業一覧に「ビデオ・ゲーマー」があって笑ってしまうが、これはX-boxとのタイアップキャンペーン。それよりも「スポーツアナウンサー」があるのが嫌だ。日本人だったら誰も織田裕二にはなりたくないよ!

オマケ:トータル・リコール アイドル編

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アイドルが幽霊になった性犯罪者とプログラミングで戦う映画

携帯彼氏

携帯彼氏

スーフリ事件、歌舞伎町雑居ビル火災、メディアスクラムを背景に、アイドル女優の川島海荷が幽霊となった性犯罪者たちとIT技術を駆使して戦うというテンコモリな内容のケータイ小説映画。

バルス・コマンド

先週のことだけど、レンタルサーバー会社のファーストサーバのデータが吹っ飛んで、多くの企業のデータがバックアップごと消え去った。これはかなりの大ゴトだ。

絶対に消えてはいけないデータが何故消えたのか?ファーストサーバの中間報告でもそこらへんが曖昧に書かれていて真相はわからないんだけど、まっさきに連想するのは「rm -rf /」みたいなコマンドだ。UNIX系OSに触ったことない人にはピンとこないだろうけど、サーバを破壊するには短いコマンドで十分なのだ。このやたら短いくせに破壊力が強すぎる点は『天空の城 ラピュタ』の滅びの呪文:バルスにそっくりだ。

『天空の城 ラピュタ』でシータがうっかり「バルス」って言ったらラピュタは滅びるのか?って疑問に思ったことあるけど、ファーストサーバはそのうっかりバルスが現実に起きたみたいなもんだ。ちなみにシータがうっかり「バルス」と言っても大丈夫のはず、そうじゃないと誰にも伝えられない。

バルス!

バルス

バルテュス!

バルス

本題

今回の事件を受けて一斉消去プログラムが出てくる映画を思い出した。『携帯彼氏』だ。『携帯彼氏』については、映画評論同人誌『Bootleg Love Story』に書いたんだけど、せっかくなので破壊屋でも取り上げてみる。

『携帯彼氏』の基本設定は、イケメンと擬似恋愛できるモバイルゲーム「携帯彼氏」にハマった女性たちが次々に殺されるというものだ。

ヒロインを演じるのはアイドルの川島海荷。

バルス

携帯彼氏のストーリー

「携帯彼氏」にハマっていた里美の同級生がビルから飛び降りて死亡する事件が起きる。

また里美は数か月前に年上のイケメン先輩でパソコンに詳しい直人から、パソコンの使い方を教わっていた。直人に恋する里美だが、直人は新宿雑居ビル火災で焼死してしまったのだ。

里美がパソコンに詳しい直人(左)に恋するシーン。

バルス

よく見ると直人はExcelでグラフを出しただけだが、Excelの機能を使っただけで周囲の人から過剰に尊敬されるのはよくあることだ。

バルス

警告

以下の文章は『携帯彼氏』のネタバレです。それとこの文章は映画評論同人誌『Bootleg Love Story』に俺が書いた「ケータイ小説の愛」の一部抜粋&修正です。

スーパーフリー

新宿雑居ビル火災の原因はそのビルの5階に集団レイプを目的とするサークルがあり、被害者の女子中学生がガソリンを被って焼身自殺したからだ。レイプサークルのメンバーは直人も含めて全員焼死した。里美は色々な意味で大きなショックを受ける。

「携帯彼氏」に殺される女性が続出する中、里美は「携帯彼氏」の顔が、焼死したメンバーたちと同じであることに気が付いた。さらに里美のケータイに入っている「携帯彼氏」は死んだはずの直人だった。

新宿歌舞伎町の雑居ビル火災事件とスーフリ事件をマッシュアップさせた豪快な展開である。

バルス

携帯彼氏の真相

里美は「携帯彼氏」を配信するサーバーマシンを探す出したのだが、そこは火災現場の雑居ビルの6階だった。つまり携帯彼氏事件の真相はこうだ。

レイプサークルのメンバーたちが焼死した時に、上の階にあったサーバーマシンがメンバーを焼いた煙を吸い込み、メンバーたちはサーバーマシンの中で携帯彼氏として存在し続けることになったのだ。そしてケータイに配信されて次々と女性を呪い殺していたのだ。いや、火と水で絶対に使い物にならないだろそのサーバー!

里美の親友が「携帯彼氏」に殺されそうになる状況の中、里美のケータイに非通知で直人から電話がかかってくる。それは死んで携帯彼氏となった直人だった!直人がレイプサークルのメンバーだったという大勘違いは、マスコミがきちんと報道しなかったからの一言で済まされる。ちなみに直人はサーバー管理のバイト中に焼死して携帯彼氏になった。

携帯彼氏に襲われる里美の親友役を演じるのは朝倉あき。まあ中高生向けのホラー映画なので、ジージャンを脱がされるくらいだけど。やたら太ももを強調したカットが多いのも特徴的。

バルス

プログラミングで反撃!

携帯彼氏を倒すには、削除プログラミングを作ってサーバから配信するしかない!そして里美が作る削除プログラミングが↓。

えーとこのカッコの多さはLispでしょうかね。なぜLisp(かなり古いプログラミング言語)なんだ………教育現場で使われているからかな?

バルス

 

「削除プログラムをSCPコマンドでアップロードするんだ!」と幽霊になった直人先輩から指示されたときの画面。本当にSCPコマンドでテキストファイルを送信しているだけだ。っつーか直人先輩、あんたがサーバ内にいるのならあんたがバルスコマンドを入力すればいいのでは?

バルス

バルス!

こうして携帯彼氏たちは全滅したと思いきや………すぐ復活してしまった!復活の理由は説明されないんだけど、ファーストサーバと違ってちゃんとバックアップを取っていたのだろう。

里美は端末の中に焼身自殺した女子中学生のプログラムがあることに気が付いた。里美は女子中学生のデータを配信するプログラムを作る。彼女が携帯彼氏たちを倒すのだ。

バルス

そして里美が最後に作るプログラムというかスクリプトがこれなんだけど………実はこれTomcatの「startup.sh」のコピペ。このシェルはcatalina.shを起動するのが目的なので、最後の一行以外は不要なんだよなー。これを書いている間、里美の友達はずっと携帯彼氏に首をシメられている。まあとにかくプログラムは完成しバルスがさく裂して携帯彼氏は全滅する。

バルス

映画の感想

ケータイ小説映画全作品リストでも書いたけれど、『携帯彼氏』はケータイ小説映画の中では一番面白い作品だ(ただしこのジャンルの水準は著しく低い)。日常生活の中で死が襲ってくる感覚を『ファイナル・デスティネーション』風に派手に描いたり、黒沢清風に地味に描いたりしているし、脚本も社会的事件を取り込んでいるのできちんと観れる作品になっている。

IT関係の描写はツッコミどころだらけだけど、サーバ内に幽霊がいるというアイデア自体は成功している。

その後の携帯彼氏

続編がいっぱいあります。

携帯彼女 [DVD]

バルス

バルス

映画の中でリアルなコマンドを打つ映画といえば『トロン:レガシー』。

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やり直しになる映画シリーズ

映画にはリブート(再起動)っていう言葉がある。今度公開される新スパイダーマンみたいにシリーズを無かったことにしてやり直すことだ。今回はそんなリブート作品を集めてみたよ。

アメイジング・スパイダーマン

スパイダーマン

サム・ライミ版(3本作られた)

スパイダーマン?3 [Blu-ray]

ボンクラテイストを強めにしたこのシリーズ超好きだったんだけどなー。『スパイダーマン4』がキャンセルとなったためにスッキリした完結は迎えなかった。

アメイジング・スパイダーマン(2まで決定)

アメイジング・スパイダーマン

『スパイダーマン4』がキャンセルとなったためにリブートされることになった。監督は『(500)日のサマー』で長編デビューしたばっかりの人。

バットマン

バットマン オリジナル・ムービー(1本作られた)

バットマン オリジナル・ムービー (劇場公開版) [DVD]

1966年版、オープニングで「荒唐無稽の楽しさ、バカバカしさを愛する人にこの映画を捧げる」とメッセージが出てくるほどのバカ映画。

ティム・バートン&ジョエル・シュマッカー版(4本作られた)

バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲! [DVD]

監督が代わるのはまだしも、バットマンを演じた俳優もコロコロ変わるんだが……でも一応同じシリーズ。『Mr.フリーズの逆襲』が失敗したためにシリーズ終了。

クリストファー・ノーラン版(3部作で完結予定)

リブート

『ダークナイト(2008)』はアメリカで興行的に大成功を収め、映画史に残る名作として扱われている。リブート作品の成功例だろう。

ハルク

アン・リー版(1本で終了)

ハルク 【ユニバーサル・Blu-ray disc 第1弾】

この作品の大失敗によって台湾出身アン・リーはハリウッドでの仕事が不可能になると思われたが、『ブロークバック・マウンテン』で見事に復活。

インクレディブル・ハルク(アベンジャーズに転職)

インクレディブル・ハルク [Blu-ray]

今度はアベンジャーズの一員として復活した。監督はフランス出身のルイ・レテリエ。

スーパーマン

カーク・アレン版(映画は2本作られた)

1940年代のスーパーマン。映画以外にもアニメやラジオとかいっぱいある。

ジョージ・リーヴズ版(映画は1本作られた)

1951年のスーパーマン。ジョージ・リーヴズは「スーパーマンの呪い」でも有名。

クリストファー・リーヴ版(4本作られた)

スーパーマンIII 電子の要塞 [DVD]

一番有名なのはこのシリーズ。1978年~1988年の映画。だが著しく出来の悪いスーパーマン3とスーパーマン4を無かったことにされて21世紀にリブートされる。

スーパーマン リターンズ(1本で終了)

スーパーマン リターンズ [Blu-ray]

リブートというよりもスーパーマン2の直接の続編だけど、イマイチな結果なので終了。

Man of Steel)

リブートして2013年から始まる予定の新シリーズ。監督は『300』のザック・スナイダー。

パニッシャー

ドルフ・ラングラン版(1本で終了)

パニッシャーがヤクザと戦う映画。

トーマス・ジェーン版(1本で終了)

パニッシャー [Blu-ray]

パニッシャーが駐車禁止する映画。

レイ・スティーヴンソン版(1本で終了)

パニッシャー:ウォー・ゾーン [Blu-ray]

どれも1本でシリーズ化に失敗しているので、逆にシリーズに思えてくる。頑張れぱにっしゃー!。

ゴジラ

昭和ゴジラシリーズ(15本作られた)

【東宝特撮Blu-rayセレクション】 ゴジラ(昭和29年度作品)

ゴジラシリーズは何度リブートしても第1作の設定が不変で、無かったことになるのは第2作目以降なのが特徴的だ。つまり「1954年に放射能で巨大怪獣になったゴジラが日本を襲った」という事実だけは絶対に変わらない。

平成ゴジラシリーズ(7本作られた)

【東宝特撮Blu-rayセレクション】ゴジラ<昭和59年度作品>

昭和ゴジラシリーズを無かったことにして、1954年のゴジラ第一作の直接の続編として製作。1984年のゴジラはビルのほうが背が高い。そして1995年にゴジラはメルトダウンする。でも世紀末にリブート!

ミレニアムシリーズ(5本作られた)

ゴジラ2000     -ミレニアム― [DVD]

昭和ゴジラシリーズも平成ゴジラシリーズも無かったことにした。ミレニアムシリーズは毎回リブートがかかっているので、それぞれ独立した作品だ。

ゴジラ×メカゴジラ [DVD]

ただし『ゴジラ×メカゴジラ』と『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』だけは繋がっている。

ゴジラ FINAL WARS)

【東宝特撮Blu-rayセレクション】 ゴジラ ファイナル ウォーズ

最終作でも再びリブート。というわけでゴジラのリブート回数はなんと6回!

ゴジラ 3D

GODZILLA [DVD]

残念な結果となったエメリッヒ版ゴジラだけど、ハリウッドゴジラもリブートの計画が進んでいる。『ゴジラ 3D』が2014年公開予定。

デアデビル

ベン・アフレック版(1本で終了)

デアデビル/ディレクターズ・カット [Blu-ray]

駄作だったけどスピンオフの『エレクトラ』はもっと酷い。 2014年にリブート予定。

ファンタスティック・フォー

ティム・ストーリー版(2本で終了)

ファンタスティック・フォー:銀河の危機 (特別編/初回生産分限定特典ディスク付・2枚組) [DVD]

この画像の一番左のおっさんが主人公のゴムゴム人間なんだけど、ジェシカ・アルバの陰に隠れている。リブート予定あり。

ハムナプトラ

ブレンダン・フレイザー版(3本で終了)

ハムナプトラ2/黄金のピラミッド   (ユニバーサル・ザ・ベスト第8弾) [DVD]

こんなのリブートしなくてもいいのに…。リブート予定あり

ピンクパンサー

ピーター・セラーズ版(8本作られた)

ピンクパンサー2 [DVD]

主演のピーター・セラーズが途中で亡くなったので、別の人を主演にしてシリーズを続けた。

スティーブ・マーティン版(2本で終了?)

ピンクパンサー コレクターズ・エディション [DVD]

新ピンクパンサー2には日本人も出ているんだけど話題にならなかったね。

ジャック・ライアン・シリーズ

ハリソン・フォード版(2本作られた)

パトリオット・ゲーム スペシャル・エディション [Blu-ray]

この作品の前にアレックス・ボールドウィンがジャック・ライアンを演じた『レッドオクトーバーを追え!』があったんだけどね。

ベン・アフレック版(1本で終了)

トータル・フィアーズ ― スペシャル・コレクターズ・エディション (初回生産限定版) [DVD]

ずっとプリクェルだと思っていたけど、これもリブートらしい。

ガメラ

昭和ガメラシリーズ(8本作られた)

昭和ガメラ Blu-ray BOX I

子ども向け怪獣映画だから仕方ないとはいえ、幼稚すぎて俺は嫌いなシリーズだ。

平成ガメラシリーズ(3本作られた)

【BD-BOX】ガメラ トリロジー 平成版ガメラ3部作収録(2枚組) 北米版(ブルーレイ)(PS3再生、日本語音声OK)

うって変わってこちらは傑作シリーズ!90年代を代表する日本映画シリーズと言ってもいい。

平成ガメラ新生版(1本作られた)

小さき勇者たち~ガメラ~ スペシャル・エディション [DVD]

平成ガメラ3部作が大人向け過ぎたので、こちらは子供向けであることを強調した。でもヒットせずに終了。

仁義なき戦い

深作オリジナル五部作(5本作られた)

仁義なき戦い [DVD]

1973~1974年にリブートかけつつ6本も作られたシリーズ。当時の日本映画のパワフル過ぎ。

深作新シリーズ(3本作られた)

新 仁義なき戦い [DVD]

このシリーズは直接的にはストーリーが繋がっていない。深作以外が監督した別作品も3本ある。

エヴァンゲリオン

劇場版シリーズ)

新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 [DVD]

テレビシリーズのラストを無かったことにして映画で完結させようとした。

新劇場版シリーズ

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 通常版 [DVD]

エヴァンゲリオンのリビルドらしいが、まあリブートってことにしても良いだろう。2013年に完結する予定だが…。

虹をつかむ男

山田洋次監督・西田敏行版(1本で終了)

虹をつかむ男 [DVD]

プログラム・ピクチャーとして作ったのに第一作でいきなり失敗したためシリーズ終了。

山田洋次監督・西田敏行版(1本で終了)

虹をつかむ男 南国奮斗篇 [DVD]

スタッフも主役も変えずにリブートするという珍しいことやって、また失敗。これでシリーズ終了。そういえば大沢たかおの築地魚河岸三代目シリーズも一作で終わったね。

あと『宇宙戦艦ヤマト』もリブートっていうか設定のちゃぶ台返しが酷いことになっている。『プレデターズ』はリブートのつもりだったらしいけど新シリーズの続編が作られる予定はない。『トランスフォーマー』も2014年に公開される第四作がリブートという噂もあるけど、ある程度は繋がっているらしい。


リブートじゃない作品も載せたりしたけど、リブートやらリメイクやらリビルドやら言葉の定義付けもめんどくさいのでそこらへんは適当。これからも延々とリブートは続くんだろうな、遠い未来には『アバター』もリブートされるかも?


さて、今回のエントリは『Bootleg Vol.0』で俺が書いたコラム『リブート!~繰り返される映画たち~』から解説を全部削除して、最近のリブートを足したものです。『Bootleg Vol.0』が欲しい人は……残念ながらもう入手方法は無いと思うけれど、Bootlegの最新号は2012年5月6日に文学フリマ会場で発売されます!

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