Archive for 2010年9月30日

イルカとサメ

悪いことしましョ

『悪いことしましョ』より、イルカを愛しすぎていてウザい男

『ザ・コーヴ』の映画本編を観ていない人は「盗撮だ!」って騒いでいる。でもイルカ漁妨害行為で警察沙汰としてヤバそうなのは囲いの破壊活動のほうだ。イルカ漁反対の人たちはイルカを解放するために、海外の研究施設やイルカ漁の囲いを破壊しているのだ。で、やっぱり太地町では今年もやられたとのこと。今後の対策として囲いの中にイルカじゃなくて凶暴なサメを入れておくというのはどうでしょうか。あとはもうイルカを調教して、人間を襲うようにしておくとか。

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シャッター・アイランドのトリックにまだ引っかかっている映画評論家

今回のエントリは『シャッター・アイランド』の完全ネタバレです。未見の人は読まないで!


映画『シャッター・アイランド』はトリック系の映画だけど、本編を観る前に設定を聞いただけで、なんとなくオチの予想がつく人は多いと思う。

精神病の犯罪者を収容するシャッター・アイランドという島がある。絶対脱出不可能な島にもかかわらず、女性患者が忽然と消えた。連邦捜査保安官の主人公は事件の調査を開始するが……

当然ながらオチは…(以下ネタバレ)

当然ながらオチは、主人公がその精神病院の患者だった!になる。でも『シャッター・アイランド』は演技と演出がトリックを作り出していく過程を楽しむ映画なので、トリックが事前に予想できても十分に楽しめる作品だ。むしろトリックを頭の中で構築しながら鑑賞するとかなり見応えがある。それに『シャッター・アイランド』にはもう一つ別のトリックが仕掛けられており、観客はそちらに驚かされる構成になっている。レオナルド・ディカプリオ演じる捜査官は殺されてしまった妻をとても深く愛してるのだが………実は!

ところで旧破壊屋で何度かネタにしたネタバレ映画評論家の福本次郎さんだが、彼が『シャッター・アイランド』評論でまたやらかしてくれた。引用する前に補足すると、テディとはレオナルド・ディカプリオ演じる捜査官である。じゃあ福本次郎さんの映画評を引用します。

要するにここで描かれたエピソードはテディの本来の姿である放火殺人犯の幻覚の映像化で、そのあまりにもありきたりなオチは、「スコセッシなら何か新しいアプローチを見せてくれるのでは」という予想を見事に裏切ってくれる。むしろそこから感じ取れるのは、罪の意識にさいなまれているこの放火犯が、自分自身の別人格に託した“己を罰してほしい”という願望にほかならない。

ええ!?放火したのはテディじゃなくてテディの奥さんだよ!子どもを三人殺したのも奥さんだよ!まあ福本次郎さんを擁護すると、奥さんを処刑したのはテディだし、テディは戦争で敵を殺したことを悩んでいるし、テディの本名は放火殺人犯と一致(後述)しているので、間違えやすいトリックではある。でも福本さんと同じ間違いをしている人はかなり少ないと思うけど。


というわけで「ありきたりなオチ」と書きながらオチを理解していない映画評だ。でもこれは別の意味で高度な映画評だと思った。その理由を解説しよう。

レオナルド・ディカプリオの奥さんは心を病んで放火をしてしまい、その後3人の子どもを殺してしまう。彼はそのことにショックを受けて、自分が深く愛している奥さんを処刑してしまう。家族内殺人が起きてしまった家族なのだ。そして彼は事実を認識できなくなってしまい、精神病患者になってしまった。さらに彼は家族内殺人の事実から逃れるために、自分の本名と同じ放火殺人犯や子どもを殺した女性というキャラクターを頭の中で作り出す。彼はその放火殺人犯が奥さんを殺したと思いこみ、放火殺人犯を追い求めるようになる……。これがシャッター・アイランドの最大のポイントだ。
そして、何故あれが高度な映画評なのかというと、彼と同じことが福本次郎さんにも起こっているのだ。つまりレオナルド・ディカプリオも福本次郎さんも家族内殺人という衝撃の事実が理解できないので、放火殺人犯の存在を信じてしまったのだ!


福本次郎さんの『シャッター・アイランド』の映画評全体は、映画本編よりも本人について語っているように解釈できる。↓

しっかりと地に足を付けきちんと観察しているはずなのに、どこか現実が歪んでいく。

福本さんはちゃんと映画を観ているはずなのに、なぜいつも間違えてしまうのか。

感覚はどこまで正しいのか、何が正常で何が狂ってのか、彼が事件の真相を追う過程で、閉ざされた島、消えた患者、謎の灯台、巨大な陰謀、といったさまざまな要素が混沌と秩序のメタファーとなって、人間の主観の本質に迫っていく。

「人間の主観の本質に迫っていく」!俺も福本さんの映画評を読んでいると主観の本質に迫っていける気がします。

小さなことも忘れない記憶力とある意味筋の通ったホラ話を作る想像力であるとこの作品は教えてくれる。

福本さんの映画評って映画本編を観た人にはもの凄くおかしいけれど、映画本編を観ていない人にとってはちゃんと筋が通ってますよね!あと本当に細かいシーンまできちんと覚えている。

経験を元に作り上げた患者自身の脳内現象に過ぎないのだが、本人はいたってまじめに事実だと思い込んでいる

ここまで自分を客観的に評論できるなんて凄すぎる!他の映画評論家にはできません!


福本次郎さんってシャッター・アイランドの中で映画評論書いているんじゃないの?

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誰でも人質

君塚良一の脚本ですごく嫌いなのは「緊張感をセリフだけで無理やり盛り上げる」という部分だ。最悪のクソ映画『恋人はスナイパー 劇場版』は、「日本国民1億3千万人を誘拐する」という設定。どういう事件かというと、犯人が無差別殺人をして「無差別殺人を止めて欲しければ要求に従え」と言ってくる。その時に警察上層部が「これは誘拐事件だ、人質をさらうだけが誘拐ではない」とムチャクチャなことを言うのだ。このセリフで観客は「なんて恐ろしい誘拐事件なんだ!」と思わなきゃいけないんだけど、とてもじゃないけどそうは思えない。思ってくれる映画に優しい観客もいるだろうが、少なくとも俺はガッカリきた。

このプロットは君塚良一の『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ! 』でも使われていて、無差別事件が起きると警察上層部が「都民を人質にとられたようなものだ!」と悩みだす。これらのセリフには緊張感を盛り上げると同時に警察上層部の無能さを印象付ける役目がある。ただセリフが仰々しい割には警察がアッサリと対応を諦めているだけなので、緊張感が盛り上がらない。同じプロットの『ダーティー・ハリー』だったらものすごく戦慄する展開なのに。

と、君塚良一批判をしたけれど、中国にフジタの社員が拘束されたのを見ると「中国在留邦人10何万人がいつでも人質に取れるようなものだなぁ」と思ってしまった。そういえば湾岸戦争ではイラク政府がイラク内の民間人を人質にする「人間の盾」作戦をやったよな。世界で起きている事件の物語は君塚良一の脚本よりも酷い。

ちなみに『恋人はスナイパー 劇場版』の主人公は懲役250年の刑を受けて中国の刑務所で服役しているという設定で、中国政府は日本政府の要求を受けて主人公の釈放を決定する。当時の俺はこのシーンを批判するために

どうして中国政府が日本政府の無茶な要求に応じるのかサッパリわからない。

って書いていたけれど、現実の日中関係はまるで逆だった。

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シネコン各社サービス比較表

シネコン各社サービス比較表というものを作りました。Twitter上で情報を寄せてくれた皆さんありがとうございます!

シネコンのサービス比較は昔から色んなサイトがやっているけれど、3D上映が始まって各シネコンの対応がバラバラだったり、ここ1,2年はシネコン各社のサービス内容が次々に改悪されているので、いったんここで見直すのもありかなと思った。


調べてみると色々と驚かされることがある。一番驚いたのは地域格差。同じシネコンでも地域が違うとサービス内容が大きく異なる。集客施設としての色合いが強いシネコンだとまたサービス内容が異なってきている。立地条件が最高である以下の4つのシネコンは、割引サービスの内容が非常に悪い!

  • 新宿ピカデリー
  • 新宿バルト9
  • 品川プリンス
  • TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

逆に地方のシネコンだと割引サービスがふんだんに設定されている。この地域格差はしょうがないだろうけど、映画を観る時に都心に出ないという選択肢が増えるな。

3D料金に関しては本当にバラバラで、一律300円追加というわかりやすい制度を取っているシネコンもあれば、高校生だと500円追加のシネコンもあった。高校生料金が常に1000円のチネチッタでは、3D映画だと高校生1800円なので、追加料金が800円もかかっている。


サービス内容の観点からオススメするシネコンは……109シネマズ。次点はTOHOシネマズとMOVIXかな。逆にワーナーマイカルシネマとT・ジョイ(バルト、ブルク)はオススメできない。109シネマズは入会が面倒で金がかかるけど、無期限なのでとりあえず入って損はない。シネコン各社サービス比較表に良いところが書いてあるけど、これでも109シネマズはサービス内容を改悪した後だ。

だけど俺が利用したい映画館は……単に近くて空いている映画館だ。俺が一番好きな横浜相鉄ムービルは、ポイント制度が無くて映像も音も悪い映画館だ。俺には「映像や音で映画館を選ぼう」という感覚は無い。駅近くですぐに劇場内に入れて自由席の横浜相鉄ムービルが一番手軽に映画を楽しめる。ワーナーマイカルシネマをオススメできないって書いたけど、ワーナーマイカルシネマは神奈川県内にいくつもある上に、けっこうガラガラなので、俺はたまに利用している。多くの人は、遠くのシネコンに出向くよりも、近くのシネコンでもっともお得に利用できる割引サービスを探していると思う。結局シネコンのサービスを比較したところで、あんまり意味は無いのかもしれない。でも、もう割引サービスの改悪はやめてくれよな。

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破壊屋キャタピラオフ会

ひさしぶりの破壊屋オフ会です。

日時9月20日 月曜
集合時間15:00
集合場所横浜
観賞作品キャタピラー
募集締切土曜日夜まで
参加条件無し、誰でもOK

観賞後にみなとみらいで飲み会です。みなとみらいの夜景が素敵です。どのくらい素敵かというと、APECが開かれるためにテロ対策で警官だらけになっているにも関わらず、シャブとコカインを持ったまま夜景を観に行きたくなるくらい素敵です。

飲み会だけの参加もOKです。当日余裕があれば、横浜某所の観光案内しましょう(10分くらいで済む)。あ、某所とは田代まさしが捕まった場所ではありません。

参加したい方はメールフォームか、Twitterか、何でもいいので俺に連絡ください。

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